2021年4月21日 22:00
今日はすごく元気があって、やる気に満ちている。
こういうのを躁状態って言うのかもしれない。
私は「統合失調感情障害」という病名がついているが、
自分にはまだ自分の躁状態と鬱状態の区別がつかない。
というか多少の気分の波があるのは普通だと思っている節がある。
昨日のタルバンを小さい画面で観ながらこれを書いている。
今日は運転の練習で、病院に行ってきた。
トンネルに入る前に車線変更するのが怖いのだが、スムーズにできた。
病院では売店に寄って、ブラウニーとアイスコーヒーを買った。
コーヒーを久しぶりに飲んだので、今日はすぐ寝られないかもしれない。
コーヒーが今の興奮状態?に関係してるもする。
一昨日の心理面接で、驚いたことがある。心理士さんから、「くるくるりさんにはもっと元気な状態があるんですよ」と言われたのだ。
私は去年の春統合失調感情障害で、妄想、幻覚、幻聴の症状が出て、
皆にとんでもなく迷惑をかけて、
結果病気のせいで離婚して、子どもとも別れなくてはいけなくなってしまった。
しかし発病し、その後三週間くらい経過した後には妄想、幻覚、幻聴はなくなった。
だから、もう元気だと思っていたのだ。
病気のことは「付き合っていかないといけない」と言われているが、
こんなに厄介な病気と付き合っていくなんて、とても残念で、
不本意な気持ちである。
この病気は完治しない病気と言われていて、「完治」はなく、「寛解」という状態があるだけらしい。
「もっと元気な状態があるんですよ」という話に戻る。
話は12年前に遡り、私は大学生3年生であった。
大学生活は楽しかったが、ある友人と付き合っているうちに
友人の私への執着がすごくなり、友人はおそらく当時から精神疾患を
患っていたのもあり、私は結構事あるごとにきつい口調で責められていた。
今でいうモラルハラスメントというのか分からないが、そんな状態だった。
ただ仲の良い友人だったので、我慢を重ね、いつの間にか
辛くなっていた。
自分ではどうしようもなくなり、大学の相談室に行き、その後保健管理センターの精神科の先生に会い、
「鬱状態」になっていると言われたのだ。
その後、どんなことがあったか覚えていないが、ある時実家に帰っていたときに、
妄想が始まった。
実家にいた母が知らないおじさんに見え、そのおじさんがずっと自分を監視していたという妄想があったのを覚えている。
私は家から裸足で飛び出して(逃げ出して)叫んだ。その後、精神科にかかり、精神科の単科病院に入院になった。閉鎖病棟である。
よく考えたら入院中も躁状態が続いていて、大学の友人に電話をたくさんかけたりしていた。
病気は結局「急性一過性精神病性障害」ということになり、
退院後も精神科にかかり、薬をもらいながら大学に通い、
その後は今思えば鬱状態でありながら、なんとか四年で大学は卒業した。
一般的な就職活動はストレスが強すぎて、とてもじゃないができなかった。
代わりに公務員試験の勉強をする予備校にダブルスクールし、
なんとか卒業後1年目の8月に就職先が決まった。就職して、数年後結婚し、数年後子供もできた。その後の再発。今度はもっとひどい妄想。
(酷すぎてここには書けない)色々あってまた入院することになった。しかし、妄想は長く続かず、三週間ほどで治った。
今、自分のしたことが全て妄想のせいだと分かり、どんな妄想だったか細かく説明できる。そして、大学生の時のように、鬱状態にはなっていない。
だから、私は元気だと思っていたのだ。
症状は治ったが、「再発防止」のために通院し、薬を飲むのだと。
確かに21歳の時発症してからしばらくは、鬱状態だった。
希死念慮もすごくあった。
でも今は全然鬱々としてないし、もちろんものすごく元気なわけではないけど、
希死念慮もないのである。
だから「これ以上元気な状態があるんですよ」と言われたのには驚いた。
しかも、私は念のため聞いたのだ。
「それはここ約10年間ずっと元気じゃなかったということですか?」と。
そうしたら、
「そうだと思いますよ。病気になって、元気に戻っていない状態で、
色々頑張ってきたから、再発したんだと思っています」と。
正直、目玉が飛び出るかと思った。
だってこの12年間、初めの方は鬱状態であったけれども
その後は就職し、元気に働き、土日もよく旅行に行き、
その後東京にも2年間行って育児を頑張ったし、自分史上こんなに活動的だったことは
ないくらい活動していたのだ。
「くるくるりさんは先生から病気のことを聞いたり、自分で勉強したりして、
理解力も高いし、理解はできてると思いますが、本当に自分のこととして、
体感として病気を分かっていますか?」
「病気を理解するって簡単じゃないんですよ。」
「統合失調感情障害なので、感情障害というのもあるんですよ。
くるくるりさんの場合は双極性障害っぽさが強いと思います。」
「病名が消えるとか、寛解するかは分かりませんが、今よりもっと元気な状態があるんですよ。」
「元気なら、もっと活動量は上がるはずです。」
衝撃だった。
自分は今はほとんど寛解に近い状態だと思っていた。
ただ、寛解までには数年以上かかるとは知識として分かっていたので、
寛解ではないだろうとは思っていた。
でも、もう普段は何も困らない。
妄想も、幻覚も、幻聴もないのである。
しかも、ここ10年間ほどは私の活動量が一番上がった時期であり、
調子が悪いなんて感じなかったし、
少なくとも感じている暇なんてなかったのだ。
それなのに、調子は万全じゃなかったなんて…。
今もきつねにつままれたような変な感覚である。
これ以上元気な状態があるなんて…。
今は鬱々もしてないし、希死念慮もないのに。
だいたい薬も飲んでるのに。
皆「統合失調感情障害」という病名に囚われすぎているのではないだろうか…。
でも、もしもっと元気な状態があるなら、
それを目指したい、とは思った。
そんな近況です。
すぴーさんの東南アジアっぽい水辺の写真、お借りしました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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