思うがままに

Diary

2021年5月18日 15:36

初めて発症した21歳から今まで、どうやって生きてきたのか、今の自分と繋がるところが多くなくて、
今までの人生無駄だったなという感じがする。
元気になっても、失われた信頼感は取り戻せないし、
今は元気になろうが元気じゃなかろうが私には関係ないという
ちょっと投げやりな気持ち。
もっと元気になれるんですよと言われても、元気になったらなったで
仕事をしなくてはいけないし、仕事でまた人を傷つけることになったらと思うと怖い。
元気になっても、嫌いな薬は飲み続けなければいけないし、
病院にも通い続けなければいけない。結構絶望している。
いつか薬を飲まなくても済む日が来るよ、病院に来なくてもいい日が来るよ、と
言ってもらえれば、こんなに絶望することはないと思う。

薬を飲んでいると、苦しみも悲しみも、喜びも、皆半減している気がする。
感覚がボヤーっとして、よく言えば守られている感じ、悪く言えばボケっとしてツマラナイ感じ。
薬のせいで意欲が低下しているんじゃないかと思うくらいだ。
双極症一型の絲山秋子さんは、薬はもう飲んでないそうだ。
精神科の薬は飲み続けなければいけないという医師が多い中で、
珍しいタイプの医師(断薬オッケー派)に当たったようだ。
私は初めの頃の診察で、薬をやめた作家の方がいるようですが、と言ったら、
薬は基本やめられないと言われた。また今回のようなことが起こっては大変なので、薬は飲み続けようと思っているが、絲山さんのことは羨ましいな、と思う。
薬を飲まなくなって、自然の朗らかさが戻ってきた、と書かれていた。
今の自分が明るいとしたらそれは従来のものなのか、薬から来るものなのか、もはやよく分からない。
薬で性格をコントロールされているような気持ち悪さも感じる。

短い時間のふわっとした診察内容で、次の目標とかも特にないので、
本当に、自分は何をやっているんだろうな。。というぼんやりした不安がある。
心理面接でも、話すことがなくなってきた。

今より元気な状態があるなら、そうなりたいと思うのだが、
元気なら、薬もやめたいし、病院も行きたくない。
ぐちゃぐちゃ書いてしまったが、自然の状態に戻りたい、ということなのかもしれない。
できるだけ思うがままに生きたい。
自分の心の波が、病気のせいだとして、心の波がない人なんているんだろうか。
誰にでも、元気がある時とない時があると思う。
自分の病気は、性格と紙一重のところがあると思う。特に双極症の方は。

自分は元気だと思っていても、周りから見たら調子が変だったり、
自分では苦しくても、周りには元気に見えていたり、
自分も周りも元気だと思っていて、実は病気だったり、いろんなパターンがある。
私は元気かどうか周りに心配されるのがもともと嫌いなのだが、
母と暮らしていると監視されているようで苦しくなる。
どうにかならないかなと思っているところだ。
気分は悪いのですが、誰か第三者がみていないと客観的に見て心配ではあるので
今は仕方がないかなとも思う。でも、いずれは一人暮らしをする予定だ。

治療は服薬が中心で、それ以外には心理面接(いわゆるカウンセリング)しかないので、
よくなっているというよりは、押さえ込んでいるという感じが強い。
漢方で治せないのか調べてみたが、統合失調症や双極症に聞く薬は見つからなかった。
今中国の後宮のドラマにハマっていて、ずーっと母と観ているのだが、「心の病は名医でも治せない」とよく出てくる。
心理面接では自分の過去を振り返ったりするのかなあと思っていたが、ーあまりそういうこともなく
最近の話をして、それを膨らませていく感じだ。話すことで、ストレスをストレスと認識できるようにするのが目的のようである。
今は些細なストレスしか多分ないので、カウンセリングをしている意味があまりないかもしれない。
もっと根本的に直したいのになあ、と不満に思っている。
病気の元が断たれないので、心配は尽きない。

自分が元気でないなら、元気になれる方法が知りたい。
今の服薬と心理面接だけで、良くなっている感じはしない。
悪くなってるとは思わないが、別によくなってもいないと思う。
病気になってしばらくは訳あって薬もろくろく飲んでなかった(でも自然と症状は治った)ので、薬のことを信用していないところもある。
しばらく経ったら「自分元気になったなあ」と思う日が来るかなあ。

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