2025年4月20日 23:00
最近、障害者割の新幹線チケットを買うのに四苦八苦した記事を載せたけれど、無事、という枕詞をつけたいところ、全然無事じゃなく、大変な目に遭い、なんとかチケットを手に入れた。骨折り損のくたびれもうけというべきそれは、本当に至難であった。しかも、蓋を開けてみれば私の場合、「介助者」は割引にならずだった。まあ、それでも、とにかく少しは安くチケットを買えたので、昨日と一昨日京都へ行くことができた。京都の詳細は端折る。色々行けて食べられて、もちろん面白かったが、ホテルで細切れにしか寝られなくて(一緒に行った叔母が12時過ぎまで話し続け、暑いと言い除湿をかけたので私には寒く、トイレの電気は消さなかったため若干眩しく、さらに先に寝た叔母がいびきをかいたため)二日目、特に辛かった。しかも私の性格上文句も言えなかった。寝られなかったために精神的にきつかったが、なんとか無事帰ってこれた。ふう、よかった。
旅行は疲れる。楽しいのは楽しいが、ストレスはストレスだ。なんとも言えない気持ちだ。旅行を終えて、ほっとしたというのが本音だ。なんで人は人と行動したがるのだろうか、経済的だからだろうか、マウント取りたいからだろうか、行動範囲が広がるからだろうかとトゲトゲと思ったりした(今もしているが)。今朝までは非常に疲れていて、「尖った」気分だったから、「なぜ人は人と行動したがるのか?」というテーマでnoteを書くことも検討したけど、昼寝して真昼間にお風呂に入ったらだいぶん元気が回復したようだ。それで、今は日記を書いている。今日は良い一日だったな、と思える。ふう。体力が回復してくれた私の体へありがとう。神様にもありがとう。私は特定の宗教を信仰していませんが、概念としての神様は信じています。
目次
- 朝ごはんと昼寝
- カフェで読んだ本
- 唐突なお礼
朝ごはんと昼寝
今日は前述のように朝早く起きて朝ごはんを食べ(Ben’s Cookiesのクッキーとゆで卵、カフェラテ)、なぜか冷麺を食べ(大阪の韓国街で購入)昼寝。起きて少し元気になったのでお風呂を溜め、入る。だいぶんスッキリした。母が実家の方から私の家へ戻り、京都のお土産の説明。母もお風呂に入るという。まだお湯が温かいと思うので、どうぞ。
髪を乾かし、顔と手の甲に日焼け止めを塗り、白ロンTとデニムジャケットで駅のエクセルシオールへ向かう。外に出てみると暑い日だった。noteを書こうと思って、今日は初めてPCを持参してみることにした。いつもはIpad miniとケータイを持っていくのだ。ついでに駅の図書館を利用することと、帰りに友人宅へ阿闍梨餅を持参することにする。
カフェで読んだ本
図書館で『菜食主義者』『中動態の世界』を返し、『具体・抽象トレーニング』(フォロワーさんおすすめ)『白鯨』を借りる。白鯨は八木敏雄訳のもの。今持っている坂下昇訳のものは文体が古すぎて格式高いのはいいがなかなか読み進まないので、文体が少しは読みやすそうなこちらを借りた。結局エクセルシオールでは音楽を聴きながら『具体・抽象トレーニング』を読んだりラインしたりしていた。ラインでは、今買い換え検討中の財布のことなど話し、今度友人がお買い物について来てくれることになった。その後ライン相手の阿闍梨餅の友人は散歩の途中に赤ちゃんと旦那さんとエクセルシオールに来てくれた。ウインドウの向こうから手を振られてびっくりした。というわけでお土産の阿闍梨餅とインコお守り(京都の因幡堂平等寺で買えるインコ型のお守り)を渡せた。良かった。
飲んだのはラベンダーハニーラテ・ホット・Lサイズ。前にYouTubeのケビンズイングリッシュルームでラベンダーシロップを使ったドリンクを紹介していて、いつか飲んでみたいと思っていた。ラベンダーが香るのかな?と思っていたけど、一口目から「味がラベンダー」だった。そして美味しかった。また飲んでもいいなと思う。
『具体・抽象トレーニング』は面白かった。自分がしていること(ダイエットの計画・実行)や仕事上のこと(川上の上司は抽象的に考え、川下(私たち)に行くにつれ具体化していく)、いろいろなことが「抽象・具体」をキーに考えられることが分かり、なんというか読了感は「スッキリした」。ほとんどもやもやしない。こういう読書体験もあるよな。
一見すると抽象の方が「上位」のようにも感じられるが、一方で抽象は「都合よく切り取り、分けることだ」ともしており、そこが私の思想と重なると思った。分けることが悪いことではないし言語だって分けることから始まっている。思考のプロセスは「分けること」だ。でもそれはレッテル貼りとも紙一重。「分けること」は「捨てること」でもある。難しいが私は「具体を大切に思考したい」という一旦の結論を持った。非常によくある感想で、もはや恥ずかしいのだけれど、「具体と抽象のバランスを大切にしたい」と。
あと本書の大きなテーマとは言えないが、前書きの部分がとてもよく、心に響いた。前提として(いつも読んでくださる人、この文章を読んだ人にもきっとわかると思うが)私は割り切って捨てることが苦手だ。「考えて、捨てて、それでもその「判断」に責任を持ち、進んでいく」ことが怖い。できれば何も捨てずに生きたい。それは気質的なものだと思うが、障害者雇用を選んだのはそういったことへの苦手意識からというのもある。それでも最近の仕事は質が変わってきて、そう言った種類の仕事が増えてきた。だから、進むのが怖いと思うことが多かった。
おすすめしてくださったフォロワーさんに書いた感想コメントは以下の通り。
『具体・抽象トレーニング』読みましたよ。面白かったです。
特に、前書きの「試験問題には正解があるが、現実の問題には正解がないことがほとんど」の章が好きでした。(一番好きなのが前書きですみません。笑)
最近仕事上で自分で考えて「作る」ことが増え、「これが正解なのか?問題があったらやだなあ…」ともやもや考えることが多かったので、「各個人において自分が下した意思決定を行動に移す場面においては、「全て正解」だと思いこんで実行に移すことが重要」という言葉が力強く、心強く思いました。具体に囚われると一つ一つの「失敗」が気になりますので、大局を見るようにしたいものですね。おすすめ、ありがとうございました。
こんな感じで書いた。私の状況と重なり、一番ためになったのが「前書き」だった(苦笑)。でも本当、書いてあることにそうだよなと思ったし、明日からの仕事がんばれそうと思えたので、この部分がベスト。
フォロワーさん、読んでくださってたら、教えてくださってありがとうございました。前書きが気にいるなんて変なやつだと思ったかもしれませんが、懲りずにまたおすすめ本教えてください。
というわけでnoteも書かず結局帰ってきて、母と夕飯を食べ、今ようやくPCでこれを書いている。いま、ここ。
この後寝ます。おやすみなさい!
また明日から平日が始まりますが、ぼちぼちいきましょう。
唐突なお礼
いつもnoteを読んでくださる方、特に購入してまで読んでくださる方、お礼も十分に伝えられず申し訳ないですが、とても感謝しています。いつもありがとうございます。
体力もなく(アレルギー持ち)、メンタルも弱く、仕事にも弱気で、人間関係は苦手、離婚して子供と別れて以来元気もなく、いい歳して母から独立もできず、まったくひどいもんですが、これからも記事だけは一生懸命書いていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。


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